LibreOfficeのインストール

 パソコンで使いたいソフトのNo.1はなんといってもオフィススイートで しょう。Windowsが使われる最大の理由もOSとフィットしたワードとエクセル の使いやすさだと思います。
 しかしフリーで使えるLibreOfficeも実用性ではワードやエクセルに見劣 りはしません。これまではOpenOffice.orgが使われていましたが、11.04から LibreOfficeになりました。内容はほぼ同じです。こうなった事情に興味がある 人は自分で調べてみてください。
 MS-Officeの手を取り足を取りといった感じはありませんが、必要な機能はすべて 備わっています。またやや重く感じるというのが欠点といえば欠点です。

 LibreOfficeの最新バージョンではMS-Office2007以降の文書形式の入出力 も可能になっています。また、高校生の就職内定者に企業から出される課題で使うアプ リケーションも「WordまたはOpenOffice.orgのWriter」、「Excelまたは OpenOffice.orgのCalc」というように指定アプリのひとつにする会社が現れ始めま した。OpenOffice.orgと書いてあればもちろんLibreOfficeでもかまいません。 この先差が出てくる可能性はありますが、今のところほとんど同じだと思います。

1.追加アプリのインストール

LibreOffice  Ubuntuをインストールすると使用頻度の高いWriter(ワープロ)、Calc(表計算)、 Impress(プレゼンテーション)はインストールされます。しかし、プログラムサイズ からいくと、共通部分が大きな割合を占めているので、残りのDraw(ドロー)、 Base(データベース)を付け加えてもそれほどHDDの負担が増えるわけでもありません。 そこでマクロ開発の機能も含めて全部入れてしまいましょう。

 メニュー「システム」-->「システム管理」-->「Synapticパッケージマネージャ」を 選びパスワードを入力します。
 クイック検索に"LibreOffice"と入れ、表示されたリストの中から"LibreOffice"をインス トール指定します。これによって、必要なパッケージは自動的に指定されます。適用ボ タンをクリックします。
 このときついでに"openclipart-libreoffice"や"libreoffice-pdfimport"もインストールしま しょう。
 さらにBaseを使ってみたい人は"libreoffice-mysql-connector"や "libreoffice-report-builder"もインストールしておくと便利です。

 なおメニュー「アプリケーション」の分類ではLibreOfficeの"Draw"だけ「グラ フィックス」に、他は「オフィス」に入ります。

2.日本語環境改善拡張機能をインストール

 UbuntuがWindowsと比べて見劣りする部分が確かにあります。操作時のリアルタイム 応答という見かけの部分は実質的にどうでもよいことですが、フォントとクリップアート、 プレゼンテーションソフトのテンプレートが不足するのはかなり困ります。
 フォントはIPAフォントとそこから派生したTakaoフォントとその他いくつかのフォント がインストールされており、それでおおむね間に合うと思うのですが、不足の場合は 独自にインストールしてみてください。

 またクリップアートは上記の"openclipart-libreoffice"があればほぼ間に合うと思います。 さらにプレゼンテーションソフトの「マスターページ」と呼ばれるテンプレートは、 「OpenOffice.org日本ユーザーの会」で提供してくれているこの「日本語環境改善拡張 機能」によってほぼ不足のない状態まで改善されます。

 単独では探しにくいので次のようにします。 

  1. まずWriterを起動します。(LibreOfficeの他のソフトでもかまいません)
  2. メニュー「ツール」-->「拡張機能マネージャ」を選びます。
  3. 表示されたダイアログで「ほかの拡張機能をオンラインで取得」を選びます。
    すると"libreplanet"のサイトが開かれます。
    そこにある一覧でOpenOffice.org関係と思われる項目を選びます。たとえば"OOoSVN"など いかにもOOoという感じでしょう。これをクリックするとOpenOffice.orgの拡張機能の サイトに飛びます。
    そこで左のSearch窓に"Default Settings For Japanese"と入れてSearchボタン をクリックします。
  4. 表示されたSearch Resultsで上記のもの選びます。するとダウンロードページに 行きますが、ここで注意があります。
     LibreOffice3.3.2の段階ではこの拡張機能の最新版である1.3だとうまく機能しません。 "Get it!"というボタンの下に小さく"View all releases"と書いてあります。ここをクリックして 飛んだページをずうっと下にたどっていくと"Default Settings For Japanese 1.2"という項目 が見つかります。そこを更に下にたどっていくとやがて"Get it!"というボタンがありますの でそれをクリックしてダウンロードします。
  5. プログラムから実行するかファイルに保存するか聞かれると思いますので ファイルに保存を選びます。
    Ubuntuではデフォルトで「ダウンロード」ディレクトリに保存されます。
  6. 次にWriterに戻って「拡張機能マネージャ」のダイアログで「追加」ボタン をクリックします。そして「ダウンロード」ディレクトリから "DefaultSettingsForJapanese.oxt"を選択し、「開く」ボタンをクリックします。
  7. 表示される確認事項を読みながら一番下までスクロールダウンして、「同意する」 ボタンを押します。

 これは使いたければ同意するしかありません。本来は確認事項を一字一句読んでから 同意するのが筋ですが、ろくに読まずに同意することも多いと思います。スパイウェア などを呼び込む原因となる危険な行為です。が、特定の限られた出所のものについては 信用していいと思います。それでも最低限、有料かフリーかは確認しましょう。
あとは不具合が生じたらいつでもまっさらにしてやり直すつもりで、大切なデータは常 にバックアップしておくことです。

 これできわめて強力なオフィススイートを手に入れたことになります。今は高校生の みなさんもすでにワードやエクセルに習熟していると思いますので、同様にこのオフィ ススイートもすぐ使いこなせます。これについては別の章を立てて、いくつか気がつい たことを述べていきます。